鑿の種類と用途
各部の名称
主な鑿の種類と用途
主な用途
【追入れノミ、洋ノミ】浅い穴などを彫る
【内、外丸のみ】湾曲した削り作業に向く
【向待のみ】細く深い穴彫り作業に使用
【厚のみ】大きく深い穴を彫る時に使用
【薄のみ】仕上げ加工、狭い場所の削りに使用する、叩いて使用しない為,かつらが無い
【鎬のみ】仕上げ削り、狭い、隙間などの仕上げ加工に使用
【バチ型のみ】隅加工などの仕上げに使用
【鍛流のみ】追入れのみと同じく浅い穴彫りなどに使用
掘り方
ホゾ穴を彫る 1
※彫る位置の墨付けが終わったら、墨付け線の2㎜位、内側を鑿の刃先で、彫り線を刻む。
刃裏を上に向け彫り始める。
彫り屑が溜まったら、縦にノミを打ち込み木屑を打ち取る。
反対側からも同様に彫る、半分が掘れたら裏側も同様に彫る。
彫り終えたら墨線に沿って仕上げ彫りをする。
完成
ホゾ穴を彫る 2
木工ドリル刃で荒彫りをする。
ノミで彫る前にドリル刃で下穴を彫る。
墨付け(ドリルセンターも墨付けする)
ホゾ穴より小さいサイズのドリルで彫る。
裏側も彫る。
彫り線を刻む。以後『彫る1』と同じ工程。
欠き取り
はめ込む位置に墨線を引いたら胴付鋸(切り口がキレイ)などで溝幅を切り込む。
不要な切取り部分に、切り込みを入れ欠き取りやすくする。
ノミで切り込み深さの手前まで徐々に欠いていく。
切り込み深さの手前まで欠く。
ノミで仕上げ削りを行う。
際鉋(キワカンナ)で平面や隅を仕上げる。